Welcome
ようこそ。
アイウエオ
カキクケコ
ようこそ。「尾道のおばあちゃんとわたくしホテル」へ。

庭の、いい香りがします。
花や柑橘にいろどられ、平屋造りの小さなホテルが
尾道市の三成(みなり)地区に誕生しました。

ちょっと変わった名前でしょう? 理由は、
ホテル敷地内に、尾道のおじいちゃんやおばあちゃんがつどう
ステキな介護施設があるから。

海も、坂道もない、あなたの知らない尾道かもしれません。
すべてのひとにやさしいケア環境を整えた
この敷地内には、0.25倍速ぐらいのスローな時間に暮らす
人生の先輩たちがつどい、笑っています。
24時間、介護スタッフがいますから、介助が必要な方との旅もあんしん。
特別なおもてなしはできませんが、
あなたが泊まりにいらっしゃる日は、ソワソワ、ワクワク。

さて。どんな出逢いが待っとるじゃろうね。

こんな方に泊まってもらいたい
全体MAP
なぜ、尾道の介護施設がホテルをつくったのか?

尾道は、個々のアイデアを掛け合わせながら商売や暮らしを楽しむ人が多いまちです。しかし、私の専門分野「介護・福祉」業界は閉鎖的。「このままじゃ、いけん!」「自分たちの世代が年をとった時に入りたいと思える施設がない」。それは、30代後半の大きな転機でした。安心して年を重ねられるやさしい社会をつくりたい。腹を括った時から同士に恵まれ、同時多発的にプロジェクトが動き出したのです。

介護施設を運営していると、さまざまな身体や心の状態の方に出逢います。どんな方にも、人生最期の瞬間までしあわせでいてほしい。現実は、生易しいものではありませんが、だからこそ、利用者さんの家族や、闘病生活の長い方、車椅子の旅を楽しみたい方などに、「気分を変えて、うちに泊まってみませんか?」、とお誘いできる「居てもいい場所」をつくりたかったのです。これは、私たちの運営する施設もこのホテルに関しても同じ考えです。急な異変が起きても、ホテル棟のお隣りには、介護スタッフが24時間待機。「ケア環境が整ったホテル」という拠点があれば、尾道の旅をもっと楽しむことができるはずです。

『尾道のおばあちゃんとわたくしホテル』のある尾道市の三成(みなり)地区は、観光目線でいえば海も、坂道もない、尾道です。ただ、介護の視点からすると、この町の高齢者が通いやすい場所で、近くの小学校に通う子どもたちの声も聞こえる「暮らしのエリア」。私たちは、介護施設やホテル経営の事業を通して、高齢になっても誰もが社会から切り離されることなく、多世代が支え合える循環社会をつくりたいと考えています。この町を訪れ、ホテルに泊まったあなたが、「尾道でなら、おじいちゃん・おばあちゃんになってもステキに暮らせそう」と感じてもらえたら嬉しいです。

『尾道のおばあちゃんとわたくしホテル』
代表 川原 奨二
(株式会社ゆず 代表取締役)
PROFILE/SHOUJI KAWAHARA
広島県尾道市で認知症ケアに特化した介護福祉事業を営む。生まれは尾道水道をのぞむ「向島」。福祉学校を卒業後、介護現場での経験を積み、2014年に起業。グループホームという認知症の方が入居する高齢者施設を開設。現在は、認知症ケアに特化した高齢者介護サービスを中心に、9事業所運営。施設づくりで大切にしていることは「自分が居たい場所をデザインすること」。「いつまでも、どこまでも、フリースタイル」をモットーにすべてのひとが人生の最期の瞬間まで、「自分らしく」いられる社会環境づくりを目指している。
運営会社
株式会社ゆず
【法人本部】
〒722-0215 広島県尾道市美ノ郷町三成1571-7
TEL 0848-48-3030